ケアマネージャーに対する不満

介護職の行う仕事はケアプランに基づいているため、ケアマネージャーがどのような人かによって現場で行う業務は左右されやすくなります。
その影響で介護職がケアマネージャーに対して不満を持つことがしばしばあるようです。

職場によっては現場でずっと働いてきた人がケアマネージャーの資格を取ってケアプランを作成するようになる場合がありますが、このようなときにはあまり不満は生じません。
ケアマネージャー自身が現場の状況をよく理解しているので、その状況に合わせて介護職にとっても負担が少ないケアプランを考えてくれるからです。
同じように、頻繁に現場に出入りしている人の場合も不満が出にくいと言えます。
しかし、現場の状況を理解せずにケアプランを考えるケアマネージャーもいて、介護職からの不満を買ってしまっている事例は多くあります。

典型的なのが現場経験を積んでケアマネージャーの資格を取り、転職をして新しい施設でケアプランの作成に取り組んでいる人です。
まだ新しい業務での経験が浅いことからケアプランも理想を追求しようとしてしまいがちであり、過重労働を強いるような内容になってしまいやすくなります。
それに加えて、その現場では働いた経験がないので実態を理解できていない場合が多いのです。
このような状況になってしまった場合には、そのケアマネージャーにできるだけ頻繁に現場に出てきてもらうと改善に向かいやすいでしょう。
実際に現場で働いてもらえれば、より現場のことを理解してもらいやすくなるはずです。